代表者ごあいさつ

みなさま、こんにちは。

夏目優（なつめまさる）行政書士事務所のホームページにご訪問くださりありがとうございます。代表の夏目優と申します。

私が東京都北区に移り住み早いもので35年が経ちました。士業を通じて少しでも地域の皆様のお役に立てるような、喜んでいただけるような仕事ができればと思い、奮闘努力の毎日を過ごしております。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、私が行政書士の事務所を開業して主に不動産業界に何かお力添えできないかと考えるようになったのは、５０歳を過ぎた頃のある出来事がきっかけでした。比較的最近のことです。

当時私の両親が亡くなったことを機に田舎の実家を相続で引き継ぎました。ところが東京に生活の拠点を置いていたため頻繁に帰って手入れをすることができず、無人の実家は当然のことながら荒れ放題となり挙句の果てに泥棒に入られる始末。世に言う（空き家問題）です。思い出が詰まった大切な実家だったので悩みもしましたが、自分の子供たちが次に相続をした時も同じ苦労するのが容易に想像できましたので、最終的に譲渡する決断をし不動産会社を何社か当たり始めました。

私の実家は土地も広く静かな環境で建物の状態も良好だったので買い手もすぐに見つかるのでは、と甘い考えを抱いておりました。ところが問い合わせをした不動産会社は口を揃えて「お客様の物件は当社では取り扱うことができません！」と門前払い。実は私の実家は市街化調整区域内に建っており、尚且つ土地の一部が農地、畑地を含んでいる為、自由に売買ができるような物件ではなかったのです。県の許可がなければ再建築できないような大変面倒な物でした。問い合わせをして断られた不動産会社は、誰もが知っているような大きく有名な会社ばかりでしたので、「この家は結局売れないのか、、」と大きく落胆したことを覚えています。何も進展もないまま数か月経過した頃、たまたま地元の広告を目にして、あまり期待もせずある不動産会社に連絡しました。そこは地元に密着した昔ながらの中堅不動産会社だったのですが、担当営業の方がすぐに現地にかけつけてくださり、一目で実家を気に入ってくださいました。いままで他社から言われたことをそのままお伝えしたところ、「少し手続きに時間がかかると思いますが、販売できる物件にできると思います。」との神様からのようなお言葉をいただきました。そして、こちらの不動産会社と連携して、実家を販売できるまでの手続きをしてくださったのが地元の行政書士だったのです。今後進めなければならない手続き内容やスケジュールを、当時素人だった私に親切丁寧に教えてくださいました。実家の土地の地目をすべて宅地に切り替える必要があるため、農地と畑から宅地への変更（農地転用許可）を県に申請していただき、１ケ月後無事に許可を得ることができました。この後は信じられないほどトントン拍子に事が運んでいき、広告を出してから１ケ月も経たないうちに、ついに購入希望者が現れたのです。驚きと喜びの中で、決まった経緯を担当者にお聞きしたところ、「いままで何度か店頭に足を運んでくださったお客様がおられ、セカンドハウスを探していらっしゃいました。夏目さんのご実家がご希望に合うのではないかと直感し、直接お電話をしてご紹介しました。」とのこと。地元密着の不動産会社ならではの小回りの利いた営業をしていただいたようです。実際に譲渡契約の際、初めてご購入された方にお会いしました。その方は私よりも先に「本当に理想的なお家を譲っていただき、感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。」と言われて、私も感動で胸がいっぱいになりました。

私は大学を卒業後、貿易商社に入社し、長年輸入時計とジュエリーブランドを扱ってきた会社員だったのですが、この時お世話になった行政書士さんをはじめ、本当に親身になってお客様を探してくださった不動産会社ご担当の方の対応を目の当たりにしたことで、私もいつか独立して、お客様の幸せに直接貢献できるような仕事をしたいと強く思うようになりました。この時から宅地建物取引業を専門とする行政書士を目指すことを決意したのです。

独立開業をした今でも初心を忘れずに、難しいご依頼でも諦めず、親切丁寧にご対応をさせていただく。最後にお客様の笑顔をお届けできるような仕事をしたい。。私の心の中の目標でありモットーです。